40歳からの新しい体験

2015年11月から約1年間の旅の記録とその後、初めての経験を記録

ヘルシンキ かもめ食堂にいってみた

ロヴァニエミに昨日無事、到着しました。
ヘルシンキとあまり気温は変わりないです。曇ってます。オーロラ見に来たのに。ここにあと2泊します。


ヘルシンキ滞在中、10年ほど前に公開された日本の映画、"かもめ食堂"の舞台となったお店へ行ってみました。

映画は日本人女性サチエさんがやっている日本食の小さな食堂が舞台で、そこに偶然出会った訳ありの日本人女性ミドリさんと偶然やってきた日本人女性マサコさんが店を手伝って生き生きとしていくといった、マイペースな感じで話が進んでいく感じで、この映画の雰囲気が気に入ってしまった方は多いのではないでしょうか。自分もそのひとりです。

かもめ食堂ヘルシンキ中央駅から南の方に歩いて15分ほどのところにあります。地図を頼りに行ってみると、映画の雰囲気がそのままの外観なのですぐに見つけることができました。

店の外には映画とは違う"かもめ"の水色のロゴがありました。

"いらっしゃい"という言葉を期待してましたが、なかったです。
店内に入ってみると、客は100%アジア人。そして、そのほとんどが日本人。その中に、中国や韓国の方も2組ほどが先にいました。
このあまり大きくない首都にアジア人が密集するとどこか異様な雰囲気です。

女性の店員さんが窓側近くの席に座るよう促してくれました。

店のガラスに"KAMOME"としっかり書いてあります。店の雰囲気は映画とほぼ一緒。気分が上がります。
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お店のスタッフは、現地の方で女性と男性ひとりずつ。男性の方は日本語が出来るようで、"お待たせいたしました、ランチプレートでございます"と言って隣の席に給仕してました。

メニューは英語だけ。
あまり品数はあまりありませんでした。
迷うこともなく日替わりの"ランチプレート"を注文しました。映画と同じ日本食ならよかったけど、、、
キョロキョロ辺りを見渡すとほとんどの人が同じものを頼んでいるようです。

間取りをみてみるとキッチンスペースは明らかに映画とは違ってて、それと窓側の席はなぜか20cmほど一段高くなってました。一見狭そうに見えましたが、結構収容人数は多そうです。
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下の写真が頼んだランチプレート。
スープ(何の野菜だったか忘れました)とチキンカツのマッシュポテト添えと梨のコンポートでした。これにライ麦パンが付きます。
値段は 15ユーロ (クレジットカードOK)

あまり食が太くない自分にも量は少なめに感じましたが、食べてみると腹八分といった感じでまあまあ。丁寧に作られている感じがして味も美味しかったです。特にスープが野菜の甘みが出ていて美味しかったです。
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水は四角い瓶に入ってでてきます。焼酎の瓶に見えてしまいました。
日本と同じで水がタダで出てくるのは嬉しい。そしてなにより水道水でも美味しい。
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上の写真に、擬態したライ麦パンがありますが、何気にこれが一番美味しかったかも。添えられたバターもミルクの味が濃くて美味しかったです。



食べ終えた後、映画の中で、それはそれは美味しそうなシナモンロールがでてきてたのを思い出し、注文すればよかったと食べ終えた後、後悔しました。
が、そこに隣の席にシナモンロールが、運ばれてきました。見てみると、一口サイズのがミニロールが2、3個。あまりにもがっかりです。頼んでいた日本人マダムは、切なさそうに「映画と違う」と誰もが思う感想をつぶやいてました。