40歳からの新しい体験

2015年11月から約1年間の旅の記録とその後、初めての経験を記録

2016.JUL8 ウユニからアルゼンチン サルタまでバス移動

ウユニからバスでアルゼンチンへ向かいます。
 
■ルート
・7月7日 19:30 ウユニ発国境の町ビジャソン行き 翌早朝6時頃到着
 
・ビジャソンのバス到着場所から徒歩で国境へボリビア出国後、アルゼンチン入国。アルゼンチン側の町ラキアカに入る。
ここで時差があるため時計を1時間進める。ラキアカのバスターミナルまで徒歩で向かう。
 
・8:50 ラキアカ発サルタ行きのバスにて移動 17時頃サルタバスターミナル到着
 

 

 先に言います。

ウユニから国境までのバスはオススメしません。

悪いこと言いません。列車にしましょう。

 
昨夜(2016/7/7) 19:30
ウユニ塩湖の1day and sumsetツアーを終えて約19時頃にウユニの街に到着。
ツアー会社の目前にある滞在していたホテルに預けた荷物を受け取り、そしてすぐにバスターミナル、、、というか、、、バスが発着する通りへ向かいます。
 
アルゼンチンとボリビアの国境のボリビア側の国境の町ビジャソン行きのバスは3、4社ほどありましたが、目星をつけていた会社へ急いで向かいました。
 
昨日の事前調査では、ひとり60ボリビアーノだったのだが、50でした。
当日、少し安くなるというのはこれまでも何回かあったので、ボリビアでは当日購入がいいようです。
そして、セミカマというフットレスト付きのシートか念のため確認すると、昨日はそうだと言っていたのに今日は違う答え。なんと、普通の席らしいです。
 
出発まで時間がないので普通席で妥協して購入。
 
夕飯のために、奥さんがチキンをテイクアウトで急いで買いにいき、そして、自分はバスを待ちます。そして、そこにやってきたバスは、、、完全に地元の人しか乗らないようなボロいバス。写真とは全く違う年季の入ったバスでした。
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バスのチケットを売っていたお姉ちゃんに聞くとこれだといいます。
どんなバスか写真を撮ってなかったのが残念。
本当にボロボロです。
 
そして、このウユニからビジャソンまでのバスは過酷な道のりだということ。
自分は列車を押したのですが、どうしても夜中出発の列車に乗るのが嫌だった奥さんに押し切られてバスにしたのでした。
 
そのバス移動ですが、ウユニ塩湖ツアーの会社のおじさんも、宿のおじさんも
ウユニからビジャソンまでの道は舗装されてないんだよ、よくそんなバスで行くね
ということを言っていました。
 
大丈夫でしょうか?
 
そしてこのバス、車内は極寒らしい。
そして、ビジャソンまで9時間くらいかかります。
ということで、完全装備、ウユニのサンライズツアーの時よりもよりも厚着をして乗り込みました。
 
乗り込むと、ボロい割に座りやすいシート。
でも、かなり薄暗い。
出発までの短い時間で急いで夕食のチキンを頬張りました。
バスは出発するとただでさえものの判別が難しいくらいの薄暗さだったのに電気を消されて真っ暗に。よかったご飯食べといて。街灯もない山道です。真っ暗です。
 
南米のバス車内でものを盗まれたという話をこれまで何度も聞いていたので警戒していたけれど、この暗さでは現地の盗人さえ手を出せないのではと泥棒の目線でその過酷さを想像してしまいました。
 
自分たち以外は完全に地元の人でした。子犬と一緒に乗っている人もいました。そして、彼らは、毛布持参で乗り込んでます。夜の寒さの激しさを物語っています。
 
バスは途中、ビジャソンまでの間、二箇所の街に停車するとのこと。目的地は終点なので到着するまで暖かくして寝るのみ。
 
モコモコした厚着をした上にさらに頭に布をかけて簡易テントのような状態にして目を閉じました。発車と同時にものすごい振動。かなり激しいです。冗談なのかとおもっていたのですが、本当に舗装されていない悪路です。
体は揺さぶられて大変でしたが、それでも、なにもすることがないと自然にまぶたが重く、、、
 
夜中、バスが止まるたびに目をさまします、、でも意外と眠れたのがびっくりです。
こんな真っ暗で誰も何も盗めないとは思いつつも荷物が心配で何回もチェックしていました。何の違いかガタガタ揺れが、一段と激しくなることもありそのたびに目をさますのでした。
 
出発直後は寒くなかったものの、やはり午前三時を過ぎると脚がかなり寒い。
凍えます。この旅一番の寒さです。
 
ビジャソンのひとつ手前の街で、ほとんどの乗客が下り、終点までは我々夫婦ともう1人のおばさんだけとなりました。ここからビジャソンまでは舗装されていました。全部舗装して〜
 
頭がぼーっとしてるところ、ビジャソン少し手前でバスが止まり、車内に警察?が入ってきてパスポートをチェック。突然のことでびっくりしましたが、特に何もおきませんでしたが、国境近くになったのでチェックアがあったのでしょう。
 
午前6:00。ビジャソンに到着。ほぼ時間通り。
外に出るとものすごい寒さ。氷点下なのは確かだがかなり過酷。あたりはまだ真っ暗です。
寝ていたときのまま防寒装備で外に出たけれど寒い!すぐに手足がかじかんでしまいます。
 
荷物は無事でしたが、バスのトランクに預けたバッグはものはありえないほど汚れてました。白い塊が付着、初めは氷かと思いましたが、塩でした。舐めてませんが、、、ウユニの??
 
国境まで歩いて行くつもりが、距離がよくわからず寒さに負けて手前でタクシーに乗ってしまいました。運転手の言い値で乗り込んでしまったものの金額が、奥さんが事前調べていたよりも倍くらい取られたようで、寒さと疲れで奥さんはキレはじめました。10ボリビアーノ取られましたが、その半分が相場の模様。この寒さでこちらはそんなのどうでもいいです。
そして、実際タクシーに乗ってみると、乗るほどの距離でもなかったので奥さんの怒りは頂点に。一人でブツブツいっていました。こういうとき、相方は冷静なものですね。
早朝から、ぼられました。やられました残念。
 
国境手前で持っていたボリビアーノをアルゼンチンペソに。あまり、レートは良くなく、さらに手数料も取られさらに奥さんは更に機嫌が悪くなります。寒いのに勘弁して〜
 

国境到着

そして国境へ。ゲートはあるがパスポートチェックは小さな守衛のような窓口で。ここで、出国。入国カードの半券を取られスタンプを押されるのみでした。

 
そして、そのすぐ隣にある窓口でアルゼンチン入国。
ここでいいの?と思うほど両方簡素。
アルゼンチン側ではどこへ行くのか聞かれ、とりあえずの目的地サルタと答えると、次は?と聞かれイグアスと答えた。それだけで、スタンプが押され入国。
 
アルゼンチンはボリビアより時差が1時間早いので時計を進めます。
そして町の名前はラキアカに。
 
調べではこの国境では人が殺到するから2、3時間はかかると聞いていましたが、すぐに通り過ぎることができ寒さのなか早く通り過ぎられたことを感謝したのでした。
ここで、ようやく明るくなってきました。
 
まっすぐ歩いてラキアカのバスターミナルへ向かうことに。
しかし、肝心のバスターミナルの位置を確認していなかったため道を歩いてくる人に聞きながら進みます。
野良犬数頭がなぜかバスターミナルまでついてきます。
囲まれた!?とビクビクしてましたが、何も起きませんでした。
かじかんだ手が、痛くて何度も何度も立ち止まって息で温めながら進み15分ほどでバスターミナル到着。8:00頃。
 
到着するや否や、バスターミナル内にあるバス会社、両替商の業者が群がってきました。行き先はどことか両替はしないかとうるさいです。
すでに機嫌斜めな奥さんは、こういう行為をされるのが最もきらいなで一切無視。
現地の怪しげな輩よりも、怖いです。
 
とりあえず、椅子を見つけて座り体制を整えます。トイレへ行き歯をそれぞれ磨いたりします。トイレは有料5ペソ。
急に通貨が変わるとやはり戸惑います。
 
サルタ行きのバスがすぐ入っていたようで8:50出発、16:00到着とのことでまた近くにいた業者が声をかけてきたのでこのバスに乗ることに。
この人は両替もやってるようで、1ドル14ペソ。100ドルだったら1450にするといってきました。
調べでは、現在のレートは1ドル14.75ペソ。少し悪い。大抵は実際のレートよりもいいと聞いていたのでしたが、、、、ペソの現金も持ち合わせが少ないうえ、他の両替も同じような感じだったので100ドル交換することにしました。
 
そうするとものすごく嬉しそうな顔。やはり、デフォルト何回もしている国では自国通貨より外貨がいいようです。
 
こちらも現金があとわずかなので、サルタに行ったらATMで現金を引き出そうと思います。
 
バスは290ペソ。そして、荷物1つ5ペソチップを要求されなにか腑に落ちないものを感じます。
乗り込むとまあまあの綺麗さ。
 
 

アルゼンチン国境警備の荷物チェックが厳しい

走り出し1時間ほどすると、どこかに止まりここで何やら警察が乗ってきてパスポートをチェック。すると、全員荷物を持って外にでてチェックを受けるようにというようなことを言われました。
 
仕方なくバスから降りて、手荷物と預けた荷物を受け取り建物の中に。国境ではなくここで念入りにされるようです。
地元の人は慣れているようで、これは毎回あるようです。
 
並ぶと荷物を丁寧にチェック。
コカ茶が持ち込み禁止らしいですが、その他は一体何がいけないのか、、、
まあ、言われたらおとなしく渡そう。そう思って並んでいました。奥さんは、険しい顔をしていたからなのか時間をかけて見られていました。そして、その奥さんのあとだったからか自分はさらっと見られただけで済みました。奥さんは持っていた医薬品を念入りにチェックされていましたが、結局返してもらえ何も没収されずに済みました。
 
全員終わるまで小一時間。ここまで念入りに荷物をチェックされたのは初めてです。
 
バスは再度出発。順調に走行。
そして、午後5時前頃にようやくサルタに着いたのでした。
長い長い移動お疲れでした。
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もう一度言います。
ウユニからアルゼンチンに向かうときは、バスはオススメしません。