day28 サントリーニからバルセロナへ ファンデーション強盗未遂
17:15のフライト時間を持て余す。
朝から降ったり止んだりの雨。
11時のチェックアウトギリギリまでいるが5分前に、宿の主のアナから早く出てけのような、チェックアウトの催促。
アナに空港までの送迎をお願いしたら、ノーと言われる。レビューには無料で送迎してくれましたって書いてあったのに。
空港行きのバスは2時間に一本。
14:00のバスにする。フィラまでお昼を食べに行く。それにしても雨。
昨日のいかにもサントリーニという青空が懐かしい。1日でもああいう青空の日があったので救われた気がした。
お昼はママ。にしようとしたら、時間が合わず結局ピタ。最後のピタたとなった。
バスで空港へ、そしてチェックイン
雨も降ってるし、やることもなかったので、宿に戻って荷物を受け取り、バスで空港へ向かう。10分ほどで到着する。
空港はヨーロッパ各地に出ている割に、かなり小さい空港。
チェックインは3時間くらい前。少し待つ。
しばらく待ってカウンターがオープンになったのでチェックインする。預ける荷物はラベルを貼ってもらって自分で別の列の荷物預け専用のところへいく仕組みだった。
すぐにセキュリティ。ここはインターナショナル空港ではあるが、ヨーロッパ内の便のみ。シェンゲン協定の国では、出入国はない。イギリス行きの便がのみ簡単なパスポートコントロールがあるのみだった。
1番ゲートが、それ専用、あまり堅苦しいかんじではなかった。
ゲート前にいったものの、何もなく、二階の屋上テラスの椅子で2時間ほどまつ。雨は降ってないので大丈夫だった。
今回、利用するのはブエリング航空、スペインのLCC。こざっぱりした印象の機内で悪くはなかった。CAがみな、ポニーテールで同じ人に見えた。
バルセロナ到着
三時間半でバルセロナ空港T1に到着。T1はとても新しくきれいで広かった。
ギリシャとの時差が1時間ある。
スペイン国鉄のrenfeで市内に出るので、T2へ無料バスで向かう。バルセロナはインフォグラフィクスがかなり素晴らしくて、案内表示にある絵を見ただけで行き先の方向がわかる。
バルセロナの回数券Tarjeta-10が最強!
10回券(およそ10ユーロ)のチケットで市内中心に行けるとのネットの情報でそれを購入。
料金はゾーン制で決まっているようで、回数券もゾーン毎に買えるようである。
しかし、空港はゾーン4だけれど、ゾーン1の券でOKらしい。ということで、一回1ユーロほどでのれるのだ。
ということで、ほんとうにいいの?と思いながら購入。9.95ユーロだった。実際に改札へ向かう。しかも、シェアOK。ということで麻とシェア。一人が改札に通し、その後奥さんに手渡して奥さんも通す。難なく通れた。
裏に通した回数分刻印される。そして、75分有効でバスや鉄道に乗り継ぐ時はもう一度通すだけで乗り継げる。とくにカウントが1つ増えることはない。ただし、地下鉄は一回改札を抜けてもう一度通してしまうと、一回分減ってしまうので注意が必要とのことだ。それでも、ああなんて、素晴らしい。空港までのアクセスは世界で一番安いのではないだろうか。
ファンデーション強盗の被害に!?
30分ほどでパセジデグラシア駅に到着。
地下にホームがあり、出口に向かう。サンツ駅はスリが多いと聞くが、ここもきっと3つの地下鉄が走ってる駅なので気をつけないととアテネでのスリ未遂の経験を思い出して注意していた。
それは急に起こった!
改札出口がなぜか開かずあたふたしていた時にやられた。
後をついてきていた麻が「何この男、イヤー!何かつけられた!」と騒ぎ出した。
振り向くと、ティッシュを一枚差し出す白人男。大の男がちいさなティッシュを差し出す姿が目に映った。その男の仕草がとても気味悪く自分も一歩退いた。麻は男から遠ざかるようにして別の壁の方へ避難していた。
自分は初めはティッシュを使ったら金を請求されるかなんかだろうかと思ってしまった。あまりにも変な奴に見えたので、二人で逃げるよう。一時的に壁の方に避難。麻は半分パニックになり、「なんなの、あのおとこー、早くでよー」と
とにかく早く改札を出ようとしたら、一部始終を見ていたと思われる親切な人が教えてくれたが、タイミングが良すぎるのでグルなのではないかと思ったりしたが、単にいい人だった。
もう一度改札に近づくと開いて出ることができた。どうやら自動で開くらしい。
改札をでて、一息すると、麻が「ファンデーションかけれたーサイアクー」と一言。
改札に向かって歩いていたら、後ろから肩を叩かれて、振り返ったらテュッシュを出され、後ろになんかついているよというような、ジェスチャーとされスカートの裾をみるとファンデーションがついていたそうだ。瞬時にコイツにやられたと思って、遠巻きに避けたそうだ。
よくケチャップ強盗というのは聞くが、そのファンデーション版だったようだ。何も盗られなかったが、麻の服にはファンデーションのシミ。
しばらく、ブツブツ言いながら、イライラしていた。
駅から地上に出るとちょうど、カサバトリョの真ん前でライトアップされていた。これがガウディの作品!まさに、バルセロナに来たという感じだった。しかし、麻にはどうでもいいことのようだった。
Airbnbで予約した宿に宿泊
バルセロナは他の都市より宿代が高く、東京並み。あるいはそれ以上。バジェットトラベラーには痛い。
そして、バジェットトラベラーといえど、我々はドミ勘弁なので、トイレバス共用は許せても、相部屋はNGなのである。
ということで、今夜は初のAirbnbでの予約してみた。デビューである。ホテル予約サイトで検索するよりも半分くらいの値段で予約できた。
事前にやり取りをしていて、オーナーの説明では、パセジダグラシア駅で降りて、24番バスに乗るとのことだ。グエル公園のすぐ近くのアパート。
バス停はすぐに見つかり、バスにもすぐに乗れた。そして、目的のバス停でも降りることができた。
が、詳細を知らない。。。。
なんというアパートで何階の何号室かも知らないことに気づいた。
仕方なく麻が電話。
スペインのSIMカードはまだ買ってなかったので、持ってきていた日本の携帯電話で話をした。電話に出た相手は英語ができる人でとりあえず通じた。すぐにバス停まで迎えに来てくれるとのことだった。
ほんとにすぐに来てくれた。
宿のオーナーはほとんど英語が話せない感じだったが、ここも身振り手振り。明るい女性で言葉はわからなくても何か伝わるものがあり無事チェックインできた。なんかこういうやりとりで通じるってうれしい。
このアパートには4つ部屋があり、共同バスルームを利用する感じだった。
とにかく疲れた。麻は寝る前までずっとイライラしていた。ファンデーションが背中などにも吹きかけられており、予想以上に範囲が広かったからだ。
ギリシャ、スペインとスリや強盗の被害にあいかけ、この後行こうとしているペルーに急に行きたくなくなってしまった。
アパートの一階にちいさなスーパーがあり、ここでカップラーメンを買って夜ご飯。
爆睡。
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宿Nice double in Park Guel (Fran y Laura)について
総合評価★★★☆☆
オーナーのLauraさんは笑顔が素敵な女性でとてもフレンドリー。互いに言葉が通じなかったけれど、なんとか片言の単語やジェスチャーで通じたので問題なかった。(スペイン人は英語のヒアリングはできるけれど、話せない人が多いように見受けるので、案外こちらが言う英語は理解しているのかもしれないと思う。)
部屋はダブルルームの個室だったが、他に3つ部屋がある。バスルームは2つとキッチンとリビングルームがある。部屋や設備には特に問題なかったが、自分たちの部屋の向かい側にいた人たちが夜遅くに食事をするようで物音や話し声がうるさかったのと、また、別の部屋の女性が1時間以上バスルームにこもりっきりになりトイレにもいけない状態が続いた。彼らとは、チェックアウトするまでいたので、どういう人と共有するか・・・これは運だと思う。
グエル公園まで徒歩5分。滞在中、気軽に行くことができる。街中に出るためのバス停も近い。
初めてのAirbnbだが、とりあえずオーナーがいい人だったのでよかった。ただ、バルセロナの宿の高さには困る。それと、なんだこのシステム利用料の高さはいったい。。。
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11:00 チェックアウト
14:00 サントリーニ空港へ向かう
14:20 空港到着
14:40 チェックイン
17:15 離陸
19:30 バルセロナ空港到着
20:10 パセジデグラシア駅到着 ファンデーション被害
21:20 宿に到着
交通費(一人分)
・バス サントリーニ空港まで 1.8ユーロ
・航空券 ブエリング航空 サントリーニ→バルセロナ 片道 15,101円(出発前に日本から購入、20kg荷物1個込み)
・バルセロナ Tarjeta-10 (10回回数券)9.95ユーロ ★本日は空港から宿までひとり1回分使用
宿
Nice double in Park Guel (Fran y Laura) 4泊
22,389円 (Airbnbで予約。システム利用料2700円含む)