40歳からの新しい体験

2015年11月から約1年間の旅の記録とその後、初めての経験を記録

2015.DEC11 バンコクからバスでカンボジアシェムリアップへ 国境越え

1週間ほど予定していた、バンコク滞在はたった3日になりました。

昨日、奥さんのアサが日本からやってきて合流できました。

 

そして、香港の友人とバンコクで会う予定でしたが、

ロシア政府が出した警告で

”ISがタイに入国して観光客を狙ったテロの恐れがある”

というニュースのせいで、前日に友人からキャンセルされました。

 

こう言うときの中華系の方々の行動力は素早いと思います。

 

ということで、特に何の予定もない我々も、予定を早めてタイを出国することにしました。

 

次の目的地は、カンボジアシェムリアップです。

 

 

バンコク モーチェットマイ(北バスターミナル)からシェムリアップ

国際バスにてカンボジアシェムリアップへ行くこととしていたため、バンコク市内からタクシーでバスターミナルへメータータクシーで移動しました。タクシーに乗り込む時にチェンマイに行くの?と運転手に聞かれたので、カンボジアへ言いました。このおかげか、タクシーを降りて、ターミナルに入ったところが、シェムリアップ行きのバス乗り場が見えました。

BTSサパーンクワイ近くの宿から10分もかからず到着65バーツでした。チェンマイよりも安いです。

 

バスターミナルで事前にネットで購入していたチケットを受け取ります。

ThaiTicketMajorのサイトで、ユーザー登録をして、チケットを予約購入していました。

 

あまり早くチケットを購入すると面倒なので、チケットの残数を時々チェックしていましたが、チケットは事前購入だと1、2席しか売れていないのですが、2日前から埋まりだし、前日になると席がほぼ埋まる感じでした。

この席に座りたいなどあったら早めに購入したほうがいいと思われます。

受け取りのカウンターはバスターミナルへ入ってすぐ右側にそのカウンターがありました。

すでに発券は済んでいるようで、スマホでバウチャーを見せたらすぐにチケットをくれました。

特にパスポートなどは必要ありませんでした。

 

 

シェムリアップへバス移動

バスは時間通りに発車。

あらかじめ席も指定していたので、いい感じです。

日中のバスですし、バスはほぼ真東に移動するので進行方向を向いて左側に席を取っていたおかげで日差しを避けることができました。バスには運転手のほかに車内の面倒を見るスタッフ一人が乗っていました。

東南アジアのバスは、乗務員の趣味で音楽が流れるので面白いです。

バスに乗り込むと、缶コーヒーと水と紙袋に入ったお菓子をもらいました。

 

発車してしばらくすると、何やら英語で書かれた紙が前から回ってきました。

それを読むと、

今日は週末なのでカンボジアの国境をスムーズに通るために警察にお金を渡すので一人5バーツの協力金をお願いします。

といった感じの内容でした。そして、しぶしぶ乗客は皆渡していました。国境では賄賂とか聞いたことがあるのでそういう国のようです。

 

2、3時間ほど走った後、ガソリンスタンドでトイレ休憩です。トイレ休憩はここと、国境でしかありませんでしたが、トイレ付きのバスなので大丈夫でしょう。

 

またこの休憩のあと、スタッフがビザ申請の説明をし始めます。

アセアン諸国の人は必要ないらしいですが、日本人や欧米人のほとんどはビザが必要なので、事前にビザを取得していない限りはここで取得します。

写真が必要のようで、ない人は別途有料で撮ってもらえるようです。

 

私たち夫婦は事前にネットでEビザを申請しており、プリントアウトしてきていたのでここでは何もしませんでした。

Eビザの場合は、必ず2枚プリントアウトしたものが必要のようで、一枚は入国時に回収、もう一枚は出国時に回収されます。

Eビザはビザ代35米ドルと手数料5ドルで40ドルかかります(2015年12月現在)。

 

事前の調べでは、国境で撮ったほうが30ドルと安いけれど、ビザ発給の時に5ドル要求(賄賂?)されるようなことを聞いていたので、嫌な思いをしたくなかったのでEビザにしました。

実際本当にそうかわかりませんが、バスのスタッフが、国境ではビザ発給に40ドルかかると言っていました。しかしながら、結局のところいくら取られたのかはわかりません。

 

昼になると、小さな町に停まり、スタッフが外に出て弁当を積みます。チャーハンが昼食でした。少し量が少ないので、お菓子は必需品です。

 

タイとカンボジアの国境越え ポイペトの町

昼食を食べ終えてしばらくすると国境越えです。

国境手前につくと、首にバス会社の札をかけられました。迷わないように印を付けられている感じです。

 

バスを降りると、フォトフォトとか、呼び込みがうるさいです。

人の流れについていき、タイの出国審査を受ける建物に入っていきます。外国人は二階と書いてあります。タイの出国も空港と同じで、スタンプを押され、Departureカードも回収されます。

 

出国して、小さな橋を渡りますが、ゴミが捨てられものすごい臭いとむせかえるような暑さで吐きそうになりました。

橋を渡ると、矢印が右方向にでており、カジノらしきホテルの前をとおりすぎていくと小さな小屋のような場所がありました。ここが入国審査を行う建物です。ビザを申請する人はこの小屋の手前の建物で申請するようです。

小屋の入り口にいる普通の服をきた男性がアライバルカードをもっており、その人から用紙を受け取り、記入し、これまた質素な窓口が2、3個あり人が列をつくっているのでそこに並んで入国審査をうけます。

 

審査官はレーズンを食べながら、どこへ滞在するのか聞いてきて、シェムリアップと答えるくらいの質問をするくらいだけでした。Eビザの場合なにやらチェックするようで席を立ち後ろへ言って何かかちゃかちゃっとやって戻ってきてスタンプを押して完了です。

 

この審査場の外ではたくさんのおじさんが、Unlimitedとか言ってSIMカードを売りつけようとたくさんいますが無視です。

 

ビザを受け取り、外に出ると、国境側の方にバスが待機していましたので、そちらに戻ります。

乗る前にバスのスタッフにパスポートにちゃんとスタンプをもらったかチェックをされ、バスに乗り込んで完了でした。

Eビザを持っていたのは自分たちだけだったようで、他の人たちはそれから30分以上かかって戻ってきました。値段といい、面倒さといいEビザを取っていてよかったと思った次第です。

 

 

ポイペトからシェムリアップ

バスは国営のバスでファーストクラスをうたっているからか、ちゃんと待ってくれます。

乗員が全てバスに戻ってきたところで出発となりました。

 

カンボジアへ入ると、走行車線は右側に変わります。

平らな田園のような開けた一本道をひたすら東へ走ります。そろそろ暗くなりかけるなというころにシェムリアップへ到着しました。

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シェムリアップトゥクトゥクドライバーが多く、街をあるいているだけで、絶対乗らないようなシチュエーションであっても「トゥクトゥク」と声をかけてきてうるさいです。

 

また、バスは予定通りの場所に到着し、宿は歩いていける距離ではありましたが、道路の路肩はきちんと舗装されていなかったりするので、キャリーだと運びにくい感じです。また、街頭は少し少なめで薄暗いという印象でしたが、なんとか宿に辿りつくことができました。