day25 アテネからサントリーニへフェリーで向かう
ピレウスの宿Eva Hotelは暑くて寝苦しかった。外は肌寒いくらいなのにじっとりと汗がかいてしまうほどの暑さ。さらに蚊。あまり眠れなかった。。。。昨日の、スリ被害の心の傷もまだ癒えていなかったからだろうか。
今日はアテネから200kmほど南にあるエーゲ海に浮かぶ島サントリーニ島へ向かう。アトランティス伝説の残る島。そして、ギリシャの中でも古い遺跡があるらしい。
朝7:25発のBlueStarFerryのため1時間以上前に乗り込みたかったので5時起き、6時出発で準備。個室や指定席もあるらしいが、日中の便なので自由に座れる椅子やソファーを確保するため早く行くことにした。
6:00
宿を出発。港までは徒歩で10分強。余裕で到着。
利用するフェリーは6 番埠頭からでる。埠頭は結構広いので前日確認しておいたチケットブース。埠頭のフェリーから見えるすぐ角にトラックの荷台のようなBlueStarFerry の窓口。ここで、予約確認書を渡し、チケットに交換してもらいいざ船内へ!
フェリーからも見える位置にチケット窓口がある。画面右の黄色いのがチケットブース。
拡大するとこんな感じ。
フェリーの入り口にはエスカレーターがありなかなか豪華な作り。エスカレータののり口で大きな荷物を預けられますよと言われたけれど、持って行きますといって先を急ぐ。エスカレータを降りて直進。席は自由席。たくさんのソファとテーブルがあるのでどこでもOK。時間的にはまだまだ好きな場所をいくらでも選べる感じだった。これも早めに来たおかげ。
船内にはファストフードや売店などもしっかり完備されており、とてもいい感じ。
9時間ほどかけて途中何箇所か島に寄港しながらサントリーニへ向かう。到着予定は15時過ぎ。
30分ほどすると、急に混みだす。何より多いのが中国人。うるさいの、来た!!!という嫌な感じが体を駆け巡る。9時間彼らと船旅になる。あっち行って~と思ってもすぐ近くに陣取られた。でも、今回の方々はまだ良識のありそうな感じで静かだったのでよかった(やっぱり違ったが)。
7:25
時間どおり出航。
静かに進む。あたりを見渡すと皆それぞれの過ごし方があるようだ。早朝の出航のため寝ている人も多い。
そして、なによりエーゲ海には有人の島が多いようで、ほぼ常に携帯の電波は入りっぱなしで、スマホでネットもできる。
持ってきたお菓子やパンなどを食べながら長い移動を過ごした。甲板にも行けるようだったが、昨日、地下鉄でスリ未遂にあったことから、周囲の人が怪しく見えたので、特別警戒は続いていた。異常なまでに当たりに慎重になっていたため荷物から目を離すことができず到着まで席に座って過ごした。
近くにいた中国人は本性を現し、食事になるとテーブルの上にごちゃごちゃと食べ物の容器を置きっぱなしにしてゴミだらけにし、はじめはスマホで映画やドラマをイヤホンで見ていたのが、いつの間にか大音量でイヤホン無しで見出す始末。せっかくの船旅を荒らされた感じだった。
15:40
ほぼ時間どおりサントリーニ島に到着。
乗客たちは皆我先にと出口に並ぶ。
フェリーを降りて左手にバス乗り場。島最大の街フィラヘバスで移動する。ホテルの送迎がある人以外は皆、バスに乗り込むためバスも大混雑だが、同じ行き先のバスが待機しているので、2番目のバスに乗り込み席を確保した。車内は大混雑だった。
出発してしばらくして車掌が料金を徴収に狭い車内を動き回る。
二人で4.6ユーロと言われて5ユーロで渡すと、コインを2枚渡してすぐに次に行ってしまった。受け取ったコインを見ると10セントコイン2枚。しれ~っと、ごまかされた!20セント2枚のハズなのに。
適当だったり、経済的に弱い国ではこういったセコイごまかしが横行するものである。文句言おうにも車掌はあっという間に進んでいき、金額もまあ、いいかと思ってしまう日本人なのであった。
バスが走り出すと切り立った崖を登るようにバスは進む。
ここサントリーニ島は火山の島でカルデラになっている。噴火口のある真ん中の島を囲むように4つの島がドーナツ状に並んでいるのだ。最大の島が、このフィラのあるサントリーニ島だ。
その昔、島はつながっていたらしいが、火山活動でマグマが吹き出てマグマがたまっていた部分が空洞になりそこが崩れて海になったらしい。現在ある周囲の島は外輪山のようなものなのである。
なので、サントリーニ島の西側は崖のようになっており、東側はなだらかな海岸線となっている。
フィラの一つ前のバス停留所 (Karterados カテラドス)が今夜の宿、Anna Pensionの最寄りだったのでそこで降ろしてもらうことにした。車掌に言うと降ろしてもらえた。
バスを降りて、15分ほど歩いて宿に到着。プール付きのなかなかいいお宿。バルコニーもある。フィラまでは歩いて30分ほどかかるので遠いが仕方ない。
宿の近くの風景。まあまあである。
17:00
フィラまで歩いて散策する。
早めの夕食をmama's houseというトリップアドバイザーでも好評のレストランでシーフードを食べる。この旅初めてのちゃんとしたレストランだった。
Santorini tomato balls (サントリーニトマトボールフライ)5ユーロ
Seafood Spaghetti with tomato sauce(シーフードスパゲティトマトソース)14ユーロ
Stuffed Kalamari(イカの詰め物のライス添え)12ユーロ
なかなかリーズナブルなお値段だった。
そして、ウエイターのおじさんが日本人と知っていろいろ話をかけてくれてとてもいい人だった。
18:30
フィラの街から夕日を眺める。
薄暗くなったフィラの街。崖の上に立つ白い建物。これぞサントリーニの風景という感じだったが、本当に見たいのは真っ青な青い空と、青い丸い屋根と白い壁の教会の景色である。
滞在は3日。見られることを祈って、宿に帰る。
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サントリーニ島の宿 Anna Pension について
評価 ★★★☆☆
オーナーのアナさんがいい人だった。朝ごはんが付いていないのが難点。自由に使っていいコーヒーやお茶があったが使わなかった。若い女性のグループ客が多いようで、プールが占領されていて使えなかった。バスていまで15分あるので少し不便。バス停近くにはスーパーがある。フィラの街までは2km徒歩で30分程度。歩けない距離ではなかったので毎回歩いた。部屋はキレイ。
Hotel.comで予約。口コミにオーナーが無料で空港まで送迎してくれたと書いてあったので聞いてみたけれどNOとピシッと言われた。空港までのバスは30分に一本、フィラ方向とは逆向きのバス停で乗ることができる。
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本日の行程
5:00 起床
6:00 チェックアウト
6:20 フェリーチェックイン乗り込む
7:25 出航
15:40 サントリーニ到着
16:30 宿に到着
17:00 フィラへ 早めの夕食
18:00 フィラ散策
19:00 宿へ帰る
交通費(一人分)
サントリーニ港からフィラまで 2.3ユーロ
宿 Anna Pension
専用バスルーム、バルコニー付き、朝食なし 76.95ユーロ/3泊